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JR西の歴代3社長、無罪確定

 最高裁判所第2小法廷(山本庸幸裁判長)は12日付で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長について、指定弁護士側の上告を棄却する決定をしました。これにより、3人を無罪とした一、二審判決が確定します。

 歴代3社長(井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛)は、兵庫県尼崎市で2005年4月25日に発生した、JR福知山線脱線事故で不起訴処分となりましたが、神戸第一検察審査会は起訴相当」と議決。神戸地方検察局は再び不起訴とし、再び神戸第一検察審査会が再び起訴相当と議決し強制起訴されていました。

 検察官役の指定弁護士は、自動列車停止装置(ATS)の設置を指示しなかった注意義務を主張。第2小法廷は「事故当時、ATS設置は法的に義務付けられておらず、大半の鉄道事業者も整備していなかった」として、3人にATS設置を指示する注意義務はなかったと結論付けました。

 乗客106人が死亡した、国鉄民営化以降最悪の列車事故は、事故を起こした運転士も死亡しており、これで誰も刑事責任を追わないまま決着する事になります。