Category Archives: 海外の話題

サメの取引規制、国連機関が支持

 アメリカや欧州連合(EU)などが「フカヒレ目当ての乱獲が原因で個体数が減少している」として、アカシュモクザメなど3種類のシュモクザメ、ヨゴレ、ニシネズミザメについて規制対象とするよう提案したことを受けて妥当性を検討していた国連食糧農業機関(FAO)の専門委員会は、9日までに絶滅の恐れがある野生生物の国際取引を規制するワシントン条約で規制対象とする基準を満たしているとの報告書をまとめたそうです。

 これで決定ではなく、3月にタイのバンコクで開かれる条約締約国会議で3分の2以上の賛成があれば、規制対象とすることが決まります。しかし、同委員会の報告は専門家の評価として重視されると言う事です。

 中国では経済成長に伴い、高級食材のフカヒレ消費量が増えている事が原因の一つと言われており、日本や中国は「科学的根拠が不十分で、取引規制よりも漁業管理が先だ」として反対の姿勢を示しています。

 1月には南太平洋の島国を中心とする「太平洋共同体」の研究グループが、太平洋のサメ類が1995~2010年の間に推定で年率5~17%の割合で急激に減少したとの調査結果を発表しています。こちらも、フカヒレ目当ての乱獲が一因とされています。

 マグロとウナギも乱獲から個体数が減少、ワシントン条約の規制対象になりかけていますが、更にフカヒレも規制対象となるかも知れません。

スペインに395億ユーロ支援へ

 ユーロ圏17か国は3日夕(日本時間4日未明)にブリュッセルで財務相会合を開き、スペインの銀行を支援するため同国政府に対して395億ユーロ(約4兆2000億円)の支援を実施することを決めました。支援は今月半ばに行われることになります。

 ユーロ圏は6月、スペインの銀行支援として最大1000億ユーロの支援を行うことを決めており、今回はその第1弾。で、この支援を何に使うのかというと、スペイン国内の銀行に公的資金を注入するのだそうです。自国の銀行へ注入する資金さえ不足しているのですから、スペインがどんな状況か想像がつくと言う物です。リーマンショック以前は欧州連合の平均を上回る経済成長を続けていたスペインでしたが、住宅価格の高騰と貿易赤字が問題となってました。それがリーマン・ショックで一気に崩壊、今やギリシャと並んで欧州債務危機の主役です。

 EU崩壊論も囁かれる昨今、EU側もその不安を払拭し、EUを維持しようと必死です。

アポロ11号のエンジン引き上げへ

 アメリカのインターネット小売り最大手アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(48)の28日発表によると、月面に最初に人を送ったアポロ11号の打ち上げに使われたサターン5型ロケットのエンジンを、海底から引き揚げるそうです。

 引き上げるのは3段ロケットのうち1段目で、1969年にフロリダ州から打ち上げられて噴射を終えた後、大西洋に沈んでいたものです。
 ベゾス氏は自身のウェブサイトで同日、「最先端の水中音波探知機(ソナー)で、水深4300メートルにあるエンジンを見つけた」と明らかにしており、ロケットエンジンの位置は既に掴んでいるようです。

 ベゾスCEOは2000年には巨費を投じて宇宙開発会社ブルーオリジンも設立するなど、宇宙好きで知られ、中でもアポロ11号については5歳の時に打ち上げをテレビで見て感動したといい、特別思い入れがあるようです。

 サターン5型ロケットは、1967年から1973年にかけてアメリカ合衆国のアポロ計画およびスカイラブ計画で使用された、使い捨て方式の液体燃料多段式ロケットです。月飛行用ロケットとして知られ、6年間で総計13機のサターン5が打ち上げられましたが、搭載物が失われるような大きな事故は一度も起きていません。また、全高、総重量、ペイロード(搭載物重量)などの点において、それまでに作られたロケットの中で最大のものでした。しかし、打ち上げコストの高さからアポロ計画は1972年12月6日のアポロ17号で打ち切り。サターン5自体も、1973年5月14日のスカイラブ打ち上げが最後になりました。