Category Archives: 事件・裁判

JR西の歴代3社長、無罪確定

 最高裁判所第2小法廷(山本庸幸裁判長)は12日付で、業務上過失致死傷罪で強制起訴されたJR西日本の歴代3社長について、指定弁護士側の上告を棄却する決定をしました。これにより、3人を無罪とした一、二審判決が確定します。

 歴代3社長(井手正敬、南谷昌二郎、垣内剛)は、兵庫県尼崎市で2005年4月25日に発生した、JR福知山線脱線事故で不起訴処分となりましたが、神戸第一検察審査会は起訴相当」と議決。神戸地方検察局は再び不起訴とし、再び神戸第一検察審査会が再び起訴相当と議決し強制起訴されていました。

 検察官役の指定弁護士は、自動列車停止装置(ATS)の設置を指示しなかった注意義務を主張。第2小法廷は「事故当時、ATS設置は法的に義務付けられておらず、大半の鉄道事業者も整備していなかった」として、3人にATS設置を指示する注意義務はなかったと結論付けました。

 乗客106人が死亡した、国鉄民営化以降最悪の列車事故は、事故を起こした運転士も死亡しており、これで誰も刑事責任を追わないまま決着する事になります。

江崎グリコ、顧客情報が流出

 江崎グリコの7日発表によると、菓子などを販売する同社のインターネットサイト「グリコネットショップ」が不正アクセスを受け、登録されていた顧客の個人情報が流出したそうです。

 流出の恐れがあるのは、2012年10月12日から2016年2月3日にグリコネットショップに登録した顧客の情報で、氏名、住所、電話番号などに加え、商品の購入にクレジットカードを使用した顧客のカード情報も含まれると言う事です。

 カード会社から不正アクセスの可能性があると指摘を受け、調査した結果システムに脆弱性があることが判り、不正アクセスの痕跡が発見されたもので、同社は情報が流出したと思われる顧客に対して文書で通知しました。

 定期的に出てきますね、不正アクセスのニュース。しかもカード情報が含まれるというのが致命的です。やはり、完全に防ぐことは不可能なのか。しかし、カード会社からの指摘で判明したと言うことは、既に流出したカード情報が不正に使用されたのでしょうか?。

菊地直子容疑者を再逮捕

 警視庁は24日、オウム真理教による3件のVXガス襲撃事件に関与したとして、菊地直子容疑者(40)を殺人と殺人未遂の疑いで再逮捕しました。

 大阪市や東京都内の路上でVXガスを使い、教団信者の知人だった会社員の浜口忠仁さん(当時28歳)を殺害したほか、駐車場経営水野昇さん(当時82歳)と「オウム真理教被害者の会」(現・オウム真理教家族の会)会長の永岡弘行さん(74)を殺害しようとしたと言うことです。

 VXガスは、人類が作った化学物質の中で最も毒性の強い物質といわれる、神経剤の一種です。揮発性が低いため残留性が高いうえ、サリンなどと異なり化学的安定性も高く、温帯の気候においては散布から1週間程度は効果が残留するとされています。また、呼吸器からだけでなく、皮膚からも吸収されて毒性を発揮するため、ガスマスクだけでは防護できないという恐ろしい毒ガスです。

 菊地容疑者は当時、薬物の密造などを担当する教団の「第二厚生省」に所属し、このVXガスの製造にも関与したとされています。