Daily Archives: 2012年3月31日

アポロ11号のエンジン引き上げへ

 アメリカのインターネット小売り最大手アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(48)の28日発表によると、月面に最初に人を送ったアポロ11号の打ち上げに使われたサターン5型ロケットのエンジンを、海底から引き揚げるそうです。

 引き上げるのは3段ロケットのうち1段目で、1969年にフロリダ州から打ち上げられて噴射を終えた後、大西洋に沈んでいたものです。
 ベゾス氏は自身のウェブサイトで同日、「最先端の水中音波探知機(ソナー)で、水深4300メートルにあるエンジンを見つけた」と明らかにしており、ロケットエンジンの位置は既に掴んでいるようです。

 ベゾスCEOは2000年には巨費を投じて宇宙開発会社ブルーオリジンも設立するなど、宇宙好きで知られ、中でもアポロ11号については5歳の時に打ち上げをテレビで見て感動したといい、特別思い入れがあるようです。

 サターン5型ロケットは、1967年から1973年にかけてアメリカ合衆国のアポロ計画およびスカイラブ計画で使用された、使い捨て方式の液体燃料多段式ロケットです。月飛行用ロケットとして知られ、6年間で総計13機のサターン5が打ち上げられましたが、搭載物が失われるような大きな事故は一度も起きていません。また、全高、総重量、ペイロード(搭載物重量)などの点において、それまでに作られたロケットの中で最大のものでした。しかし、打ち上げコストの高さからアポロ計画は1972年12月6日のアポロ17号で打ち切り。サターン5自体も、1973年5月14日のスカイラブ打ち上げが最後になりました。