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ウナギ乱獲防止、日中台が協力

 ニホンウナギの乱獲を防ぐため、日本の水産庁と中国および台湾の水産当局が協力して取り組むことで合意しました。

 ニホンウナギの漁獲量の減少を受け、アメリカは今年3月のワシントン条約締約国会議にウナギの国際取引を規制する案の提出を検討。最終的には見送りましたが、ニホンウナギの大半は日本で消費されており、これ以上不漁が続くようなら、厳しい規制を求める声が国際的に出かねません。日本で売られるウナギの約6割は中国や台湾産のため、両国にとっても貴重な輸出資源を失いたくないので協力的です。

 ニホンウナギは、ウナギ科ウナギ属のウナギの一種で、日本と朝鮮半島からベトナムまで東アジアに広く分布しています。しかし、まだ生態に謎の部分が多く、産卵場所さえ2006年に判明したばかり。稚魚を捕獲しての養殖だけで、完全養殖の技術も確立されていません。そのため近年漁獲量が減り続けて価格が高騰し、高嶺の花となりつつあります。マグロに続いてウナギまで規制されたら、日本食にとっての大きな危機です。