日清食品グループ、駅伝から撤退

 日清食品グループの11日発表によると、同グループの陸上競技部は駅伝から撤退、規模を縮小するそうです。

 日清食品グループ陸上競技部は1995年に創設され、全日本実業団対抗駅伝大会、いわゆるニューイヤー駅伝に23年連続23回出場。優勝2回、準優勝1回、3位7回を数え、オリンピックの男子マラソン代表選手を輩出するなど、社会人陸上部の強豪として知られます。

 しかし、昨年のニューイヤー駅伝で過去最悪の16位に終わったこと等を考慮、駅伝からは撤退。14人いる部員の内12人に退部を勧告、現役続行を希望する選手に対しては他チームへの移籍を支援。また、今年4月に入社(陸上部への入部)が内定していた大学生2人の内定を取り消し、こちらも他企業への就職を支援するとしています。

 廃部にするわけではなく、今後は世界を目指す選手の活動を支援する方向に替えるのだそうです。東京オリンピックのマラソン日本代表選考会となる、マラソン・グランド・チャンピオンシップへの出場権を持つ村沢明伸(27)、佐藤悠基(32)は同社で活動を続けるとのことです。

 日清食品グループは、連結売上高4000億円を超える、日本を代表する食品グループです。その日清食品グループが駅伝から撤退。昨年の成績が悪かったとは言え、立て直す選択をしなかったのは衝撃です。

 箱根駅伝は大変有名で、優勝校は数日マスコミの取材攻勢を受け、それこそ1日中テレビに出ずっぱりのような状態になります。宣伝効果としてこれ以上と言ったら、ワールドカップや世界選手権の優勝、またはオリンピックの金メダルしかないでしょう。

 しかし、箱根駅伝以外の駅伝にはそこまでのブランドが確立できておらず、企業としては魅力を感じていないのかも知れません。

大坂なおみ、全米オープン初優勝

 テニスの世界4大大会の一つ、全米オープンの女子シングルス決勝が8日に行われ、大坂なおみ(20)がセリーナ・ウィリアムズ(36)を破り、初優勝を飾りました。

 テニスの4大大会で日本人が優勝するのは、男女通じてこれが初めて。今大会男子シングルスでは、快進撃を続けて初優勝が期待された錦織圭が、準決勝でジョコビッチに敗れて決勝進出を逃しています。

 セリーナ・ウィリアムズはツアー通算95勝、2017年1月には世界ランキング1位だった選手。2002年の全仏オープンから2003年の全豪オープンまで、4大大会4連続優勝を達成(史上6人目)。2012年には男女通じて世界初めて、シングルスとダブルス両方でゴールデンスラム達成者になっています。

 今大会、自身の持つ4大大会優勝回数記録の23回を更新しようと臨んだ決勝戦でしたが、試合中3度の警告を受ける展開となり、大坂にストレート負けを喫しました。

 優勝した大坂は賞金380万ドル(日本円で約4億1800万円)を獲得、ランキングも19位から7位に上昇しました。これまでの日本人最高は伊達公子の4位です。

日本大学、井ノ口忠男理事が辞任

 日本大学の6日発表によると、同大学アメリカンフットボール部OBで同大学理事の井ノ口忠男氏が辞任、日本大学に関連する全ての役職から退いたそうです。

 辞任した理由は公表していませんが、日大アメフト部で起きた悪質タックル問題では、日大関係者が部員を呼び出した上で故意のタックルだと発言しないよう口止めするなど隠蔽工作を行っていたことが、第三者委員会が先月29日に公表した中間報告で明らかになっています。

 この口封じをした関係者の個人名は明かされていませんし、大学側もその個人が猪口元理事だとは公表していません。本人も隠蔽工作の意図を否定していると言う事ですが、「軽率な行動で大学の信用を傷つけた」として、辞任を申し出たそうです。

 井ノ口元理事は、日本大学では田中理事長に次ぐナンバー2とも言われる人物でしたが、一連の騒動で辞任した元アメリカンフットボール部監督の内田氏と近い関係で、打ち出しが辞任後も学内にとどまっていたため、内田体制の影響が残ることが懸念され、第三者委員会の中間報告も口封じをした関係者の排除を求めていました。